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【体験談】ギャンブル依存症:パチンコに悪ハマりした僕の2年間

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以前書いた以下の記事が、多くの人に読まれています。ありがたいことです。

パチンコで苦しい思いをしている人(した人)は、僕が思っている以上に多いのかもしれません。

日本では、成人男性の約1割がギャンブル依存症と言われています。

10人に1人が何らかのギャンブルにハマり、それに依存していると…

これは、他の国に比べてかなり多い数字です。

なぜなのか?

最大の理由はパチンコにあります。

駅前や大学の近くにギャンブル施設があり、ギャンブルの宣伝がテレビで流れる国

それが日本です。

日本人にとってパチンコは、身近なギャンブルになっています。言い換えれば、ギャンブル依存に陥りやすい国なのです。

しかし、ギャンブル依存症やパチンコ依存症について理解をもっている人は多くありません。「パチンコにハマるのはクズだけだ」と依存者の人格を否定する者もいれば、「意志が弱いからだ」と精神論を口にする人もいます。

パチンコ依存症を経験した身から言わせてもらうと

 

パチンコ依存症は病気

 

です。一般的にはもちろん、依存症の当事者さえもこの認識が甘いような気がします。

確かに僕は、「クズ」で「意志の弱い人間」かもしれません。しかし、誰にでも、どんな人にでも、パチンコ依存症になる可能性はあります。

 

パチンコ依存症は病気です

 

何度でも繰り返します。依存症は病気。精神力だけでは、どうにもならない欲求の異常事態です。

「この記事をキッカケにパチンコ依存・ギャンブル依存症への理解を深めてもらいたい」と思い、僕がパチンコと出会い、パチンコ依存症になり、最終的には克服した2年間について書いていきたいと思います。

パチンコの怖さ、依存症の恐ろしさに少しでも関心を持ってもらえたら幸いです。

 

この記事を読んでほしい人

 

  • パチンコが好きな人
  • パチンコ依存症かも? と思っている人
  • 周りにパチンコにハマっている人がいる人

 

初めてのパチンコが人生を狂わせた

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初めてパチンコを打った

僕がパチンコを打ち始めたのは21歳の時、大学4年生の夏休みでした。

周りの同期は就職活動だったり社会に出る準備を進めていたのですが、ほぼ留年が決まっていた僕は例年と変わらないのんびりした毎日を過ごしていました。

ある日、友だちが「パチンコ打ちにいかないか?」と誘ってくれて、彼自身もパチンコ未体験だったのですが、お互いに興味はあったので、「じゃあ行ってみようか」と。最寄り駅の前の古びたパチンコ店に行って、お互いに別々の台に座って適当に打ちました。

最初は全然あたらなくて、「なんだこれ」って感じだったんですけど、友だちはあたりが来たみたいで椅子の後ろに玉の入った箱が置かれていたんです。それ見て、「本当に当たるんだ~」と何となく可能性を感じてしまって、「もう少し打ってみよう」と。「当たりやすい!」と書かれた台があったので、それに座って打ち始めたら本当にすぐ「あたり」が来て、玉がジャラジャラと出てくる体験を初めてしました。

友だちが「バイトがある」というので、僕もちょうどいいところで切り上げて、約1箱分の出玉を換金してもらいました。結果的には2千円ほどの負けになりました。

友だちと別れて家に戻ると、パチンコを打ちたい衝動が湧き上がってきて耐えられなくなり、コンビニに行ってお金を下ろし同じお店にパチンコを打ちに行きました。

 

僕がパチンコにハマった瞬間

今思えば、僕がパチンコ依存症になったのは、初めてパチンコを打った日なんですよね。正確には、初めて「あたり」を引いた瞬間です。

1人でパチンコ店に戻った僕は、先ほど「あたり」を引いた同じ台に座り、再び「あたり」を引いて、ガンガン玉を出しました。結果、店員さんに、「閉店の時間になりますので…」と言われるまで打ち続けたんですよね。

仕方なくお店を出て、換金してもらって、トータルではプラマイゼロだったんですけど、夜道を歩いているうちに、「凄いことをしているな…」という感覚になって気持ちがハイになっていたのを覚えています。

元々、ギャンブルに憧れみたいなものはあったので、憧れの世界に足を踏み入れたことが嬉しかったのかもしれません。そういう意味では、ギャンブルにハマってしまう素質はあったんでしょうね。みんなでワイワイするより1人で黙々と作業している方が好きな人間なので…。僕みたいなタイプの人はパチンコに依存しやすいのかもしれません。

とにかく、僕がパチンコ依存症になっていく過程は、『徐々に』ではなく『一気に』でした。この日を始まりにパチンコを打ちたい欲求がどんどん膨らんでいきました。

 

1通の茶封筒で攻略詐欺に引っかかる

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パチンコを1週間打ち続けた

パチンコを始めて打ったその日から、僕は毎日パチンコ店に通いました。

ちょうど何の予定も無かったので、開店と同時にパチンコ店に行き、飽きるまでパチンコを打ち続けました。でも、家に帰ってくるとまた打ちたくなる。「もういいかな」と思って帰ってきたのに、しばらくすると「打ちたい!」って欲望を抑えられなくなるんです。勝ったときは、「まだ勝てるんじゃないか?」という気になって、負けたときは、「今度は勝てるんじゃないか?」という気になる。

パチンコ店は10時半には入店できなくなるので、その時間になると嫌でもパチンコを我慢しなければいけない。これが本当に辛かった。あれを禁断症状って言うんでしょうね。パチンコを打ちたくて打ちたくて眠れないんですよ。「寝て起きたらパチンコ打ちにいけるから」と自分に言い聞かせて必死に目を閉じていました。遠足前の小学生みたいでしたね。

 

地獄へと続く茶封筒に出会う

パチンコに負けて帰ってきた夜、滅多に確認しないアパートのポストを見たんです。

普段は特に何もないんですけど、その日は茶色の封筒が入っていました。

多分、今までなら思いっきり無視してゴミ箱に捨てていたと思います。

でも、この時の僕には異常なほど眩しく見えました。

 

「パチンコの攻略情報、無料で教えます!」

 

どうやらパチンコに100%勝てる方法があるらしいんですよ。書かれている番号に電話すれば、それを無料で教えてくれると。

まぁ電話を掛けるだけなんで、「ちょっと話を聞いてみたいな」と思うじゃないですか。翌朝、掛けてみたんです。「新宿にある本社に来てみてください、そこで実機を使って詳しく説明します」と言われまして、僕は何の疑いも無しに新宿まで向かいました。「電話で教えてくれるんじゃないのかよ!」というツッコミは一切、頭の中になかったですね。

 

パチンコ攻略詐欺に引っかかる

先に行ってしまうとパチンコの攻略法なんて存在しないんですよね。

ボーダー理論とか、釘読みとか、理論上勝てる方法はあるんですけど、裏技的なモノは一切ないんですよ。そんなものメーカーが作るわけないじゃないですか。万が一にもそんな方法が出回ってしまったら、パチンコ店は大損で一生そのメーカーの台は入れないでしょうからね。

そんな当たり前のことに気が付かず、21歳大学四年生の男はあれよあれよと詐欺に引っかかり60万円以上を騙し取られました。詳しくは以下の記事に書いてあるので読んでください。詐欺に引っかかるのってこういう世間知らずな人間なんですよ。

大学生にしてみたら60万円というのは大金で、親にも祖父母にも迷惑を掛けることになったわけですが、これに懲りてパチンコとは距離を置くだろう…と思いきや、僕のパチンコに対する欲望は拡大する一方でした。

 

学校をサボりパチンコに行く日々

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授業よりもパチンコ

パチンコにハマって攻略詐欺に引っ掛かるまでは夏休み期間中だったのですが、もちろん授業は再開されるわけで、僕はというと授業をサボって朝の9時前からパチンコ店の行列に並んでいました。最初に行った古いパチンコ店には行かなくなり、バイクで10分ほど行ったところにある綺麗なパチンコ店に通うようになっていました。

 

留年がほぼ決まっているとはいえ、来年を少しでも楽にするためにもしっかり単位を取得する必要があったのですが、単位よりもパチンコを打ちたい気持ちが勝っていました。「大学とか就職とかどうでもいい!」とすら思っていて、「将来はパチンコで生きていきた」とすら考えるようになっていたんですよね。当時の彼女に、「やりたいことが見つかった」とか言って、「それはパチンコだ!」とはもちろん言えませんでしたけど、ホント意味わからない勘違いをしていたと思います。

 

結果的に、かなりの単位を落としてしまいガッツリ留年することになってしまったのですが、何の罪悪感も後悔もなく、今思うと本当にゾッとします。社会で生きていく為のバランス感覚みたいなものが、パチンコによって完全に崩壊していました。

 

親の金を盗んでパチンコ

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実家に戻ってもやめられないパチンコ

留年が決定してからは、実家(静岡。大学は神奈川)に戻って週2回通学することになりました。アルバイト等もしていなかったので、交通費を親に出してもらいながら約2時間半かけて通っていたのですが…

大学に行くふりをして近くのパチンコ店に行ったり、大学に行くんだけど授業をサボってパチンコ店に行ったり、隙あらばパチンコを打つような生活をしていました。

手持ちのお金が無くなったら、授業が終わる時間まで暇をつぶして、何食わぬ顔で家に帰るわけです。もちろん、親から貰っていた交通費はパチンコを打つ軍資金の一部になっていました。

 

パチンコ依存症だった当時は、パチンコを打つためなら平気で親を騙していましたね。

 

結局、半年間の留年でも卒業することができず、大学を中退することになりました。

あとたったの4単位取得すれば卒業できたんですけどね。当時の僕は「大学なんてクソだ!」「俺は誰も進まない道(パチンコ)で生きていく!」みたいなことを本気で考えていて、周囲の反対を押し切って中退をしました。

 この判断、今は後悔しています。

 

借金をしてまでパチンコを打つようになる

パチンコを打つには、当然、お金が必要です。

僕は大学を辞めてからも働こうとせず、毎日のようにパチンコを打っていました。

どこからお金を調達していたかと言うと、借金です。

攻略詐欺に引っ掛かった時、3社の金融会社からお金を借りさせられました。その時に手にしたカードを使ってパチンコを打っていたんです。

言ってみたら詐欺被害の遺産ですよ。恐ろしいですよね、もう意味がわからないです。

親や祖父母の力でお金を返してもらったのですが、恩を仇で返すように借金をし、ひたすらパチンコを打ち続けました。

 借金にまで手を出すと、「あたり」が来ない時間は本当にイライラします。

僕の台だけ遠隔操作されて「あたり」が来ないようになっているんじゃないかと本気で疑いました。キョロキョロと周りを見渡して、「おい!当たりだせよ!」と監視カメラを睨んだりして(笑)

借金をするときは、「勝てば返せる」とギャンブル依存症のお手本のようなことを思っていたのですが、当然、返しきれるほど勝ち続けられるわけもなく、そのうち借金は限度額に到達してしまいます。

ちなみに、借金の返済を終えたのはこれから3年後です。

 

親の金を盗んでパチンコを打つ

借金はできない、でもパチンコは打ちたい。では、どうしたか?

僕は家のお金に手を出しました。

母親が現金を置いている場所は知っていたので、そこから数千円抜き取ってパチンコを打ちに行きました。もちろん、「勝って返せばいい」と思って。

まぁ1度も返したことはないんですけどね。勝っても、「明日も勝ってもう少しお金が増えてから」とか考えて、結局は負けるから返さないまま…

 最悪だったのは、妹の専門学校への入学祝から3万円抜き取ったことでした。

さすがにこれは母親から、「お金知らない?」と言われたのですが、「知らないよ」としらばっくれて…その後は追及されなかったですけど、母親はどう感じたのか疑問です。

 

パチンコ依存症の人は、家庭を持っていてお子さんもいるのに生活費に手を出してしまう人も沢山いるそうです。「罪悪感」が無くなってしまうんですよね。「勝って返せばいい」という不確かすぎる未来が全部打ち消しちゃう。

 この、勝っても負けても「次も(は)勝てるきがする」という感覚がパチンコ依存症の根源であると僕は思います。「あたり」がくる感触みたいなものを体で覚えているから、当たる予感、勝てる予感がずっとあり続けるんですよ。この感覚が、正常な判断を失わせてしまっているな…と。

 家族への迷惑などのリスクよりもパチンコを打ちたい気持ちを優先してしまう。普通だったらありえない判断をしてしまう現象こそ、パチンコ依存症という病気なんです。

 

パチンコをやめるキッカケ

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▲手持ちのお金、パチンコでの収支、その他の出費を書いただけのシンプルな収支表。

 

お金がなくなる

上の写真は、僕がパチンコ依存だった頃につけていた収支表です。今見ると、平日は毎日のようにパチンコを打ちに行っているし、数日で10万近く儲けているし、1日で数万円を失っていたりして、恐ろしいですね(笑)

何度も言っていますが、この頃は「パチンコで生きていく」と本気で考えていました。現実逃避していただけかもしれませんが、パチンコで生きる術を真剣に模索していた時期です。

しかし、この収支表のページをめくっていくと、12月の初旬には所持金が4354円にまで落ちています。ほとんどパチンコで失いました。

今まではお金がなくなると、借金をしたり家の金を抜き取っていたのですが、借金は限度額の関係で難しく、家のお金は現金の置き場所を変えられてしまったため出来なくなっていました。

パチンコを打ちたいけれど打つお金がない! という状況になったんです。

 

ただただ我慢の日々

当時の僕はパチンコばかりしているニートだったので、パチンコを打たなくなると一日中家にこもっていました。

でも多分、これが良かったんですよね。ある意味、隔離された状態ですから。

朝起きるとパチンコを打ちたい衝動に駆られるのです、枕に噛み付いて我慢をしました。ホント、泣くくらい。なにが悲しくて泣いてるのかわからないですけど、欲求を我慢してると泣けてきたんですよ。午前中から枕を噛んで泣いてる23歳って何なんでしょうね(笑)

あと、冬だったことも良かったと思います。僕は移動手段がバイクだったのですが、冬のバイクはとても寒い! パチンコを打ちたいから我慢できていましたが、やっぱりすごく面倒なんですよ。外に出ないメリットが少なからずあったのはプラスだったと思います。

 

この時期は、書けもしない小説を書いたりして気を紛らわしていました。情緒も不安定で常にイライラしていて、家族と顔を合わせないように生きていました。まさに、『引きこもり』って感じです。

でも、そんな日々が続いていくとパチンコを打ちたい欲求が徐々に収まってきたんですよね。無くなるわけではないんですけど、我慢はできるようになってきた。この頃から少しずつ外に出るようになって、近くにパチンコ店があってもスルーできるようになっていました。

依存症から抜け出せたのかな? と思うのはこの時期ですね。キッカケは「やめよう!」と決意したとかではなく、単純にニートで引きこもりで「お金がない」って状況だったからです。依存症を克服するには、これくらい極端な状況にならなければいけないのかもしれないですね。

 

パチンコの誘惑は無くならない

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瓶に蓋がしてあるだけ

パチンコを打ちたい気持ちが収まった頃、僕はアルバイトを始めました。

職場にはパチンコの話をする人がたくさんいたのですが、僕は一切その話には加わりませんでしたね。しばらく打っていなかったので、最新機種の話などについて行けなかったのもありますが…完全にパチンコとは距離を置けていたと思います。

とは言っても、パチンコを打ちたい欲求が完全に無くなったわけではありません。この時も、そして今も、瓶に蓋がしてあるだけで、蓋を開けてしまったら欲望がドロドロと溢れ出てくると思います。

恐ろしいことに、この記事を書いている最中すらもパチンコを打ちたい気持ちが湧いてきていますからね。「パチンコ依存辛かったよ!」って記事を書きながら「パチンコ打ちたいな」って体の奥の方で感じてるんですよ。パチンコ依存の残骸は、確実に僕の中に残っています。だからこそ、今後もパチンコは絶対に打たないと誓っています。

 

2年間で失った多くのモノとは?

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お金、友だち、信頼…

ここまで、僕がパチンコ依存症に落ちていく過程を話してきました。

21歳の夏から23歳の春過ぎまで、約2年間。人生の中のたった2年間ですが、失ったものはたくさんありました。

 

  • お金

当然ですが、たくさんのお金を失いました。

パチンコで負けた額だけでも100万円はいっていると思います。その中には借金したお金や家族から盗んだものも含まれます。パチンコ攻略詐欺で失った60万円も含めたらもっと多いですね。

特に学生時代は極度の金欠で、楽しい思いを殆どできませんでした。

 

  • 大学卒業

留年したのは僕の怠惰ですが、パチンコ依存症に陥り正常な判断力を失ったことで、「大学卒業なんてどうでもいい」と大卒の資格を溝に捨てたのは大きな損失だったと思います。あと半年、ちょっと通えば卒業できましたからね。

 

  • 親からの信用

実は、パチンコ攻略詐欺にあったことは親に話していません。「詐欺にあった」とは説明しましたが、パチンコ攻略詐欺とは恥ずかしくて言えませんでした。とはいえ、「詐欺にあった」という印象は大きく、両親は未だに僕の行動を疑っているところがありますね。完全に信用していないと思います。

加えて、僕がお金を盗んでいた事実にも気が付いているでしょうから、かなり信頼度は下がっていますね。ここ数年で回復してきましたが、特に心配性の父親は僕がお金を使おうとするだけで、「それは大丈夫なのか?」と聞いてきます。

 

  • 友だち

実は、パチンコ攻略詐欺に騙された数か月後、大学の同期に詐欺にあったことを告白しました。僕は彼らを信頼して事実を話したのですが、彼らの目はそこから大きく変わりましたね。僕のことを公に「クズ」呼ばわりし、後輩などにも僕の話をしていたようです。彼らとの縁は切りました。

また、良くしてくれていた地元の友達との縁も切っています。パチンコを打てず引きこもっていた時期に、「友達づきあいはお金がかかる」と思って音信不通にしてしまいました。結構、僕のことを気にかけてくれる友人も多かったのでこちらは少しだけ後悔しています。

 

  • 彼女

パチンコにハマり始めた頃、2年半付き合っていた彼女がいたのですが、別れることになってしまいました。パチンコばかり打って何か月もデート出来ず、常に「金欠」とばかり言っていた僕に呆れられたのだと思います。

パチンコを打っているとは言わなかったんですけどね…パチンコに毒されている僕に彼女が違和感を覚えたのは間違いないと思います。

 

  • 綺麗な肌

それまでは女の子に、「肌綺麗だね!」と驚かれるほど美肌だったのですが、パチンコにハマって金欠になりロクな食事をしていなかったこと、攻略詐欺にあい多大なストレスを感じていたことなどが原因で顔中にニキビが発生しました。

この時から僕は、肌荒れに悩むことになります。今こうして美容系のブログを書いていますが、そのキッカケはパチンコだったと言って過言ではありません。

 

僕はパチンコを打ったことで多くの物を失いました。パチンコ依存症の方の中には、「家族を失った」「家を失った」など、もっと大きな物を失った人が沢山います。

これがパチンコであり、ギャンブルなんですよね。

 

まとめ

さて、長々と書いてきました。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

僕は、パチンコをやめることができて本当に良かったと思っています。「パチンコなんて止めた方が良い」と常々言っています。

もし、この記事を読んでいるあなたが現在パチンコ依存症に悩んでいるのなら、僕に話をしてみてください。パチンコ依存症は、なかなか人に相談できない悩みです。

僕自身も、結局は誰にも相談できませんでした。でも、誰かに相談することができて、親身になってくれて、協力してくれたら、もう少し早いうちに何とかなったのかな? と思います。僕の場合、運よくパチンコを打てない環境に恵まれただけでしたから。

意図的に依存症を克服するためには、自力では難しいのではないかと思います。だからこそ、誰かに相談してほしい。もし、周りにいないのなら、この記事のコメント欄でもTwitter(@hikaru_nura)でも僕に話しかけてください。力になれるかはわかりませんが、心が軽くなるキッカケにはなれると思います。僕も、同じ経験をした人間なので。

 

この記事をパチンコ依存症ではない方が読んでくださったのなら、これ以上に嬉しいことはありません。パチンコ依存症は1人で脱するのは難しい病気です。周りにパチンコ依存の傾向がある人がいたら声をかけてあげてください。罵ったり蔑んだりせず心配してあげてください。たった一言が、その人の人生を救うキッカケになるかもしれません。

 

パチンコ依存症は克服できます。自分の為に、家族のために、克服しなければならないものです。がんばりましょう。あきらめずに克服しましょう。「パチンコを止めることができて本当に良かった」と思える数年後を目指して。

※手違いで頂いた多くのコメントが消えてしまいました。体験談等の貴重なお話もあったのですが。本当に申し訳ありません。