『化粧水不要論』について考察!化粧水が必要になる間違ったスキンケア
どうも。ぬらひかる(@hikaru_nura)です。
この記事では、『化粧水不要論』(化粧水を使用しないスキンケア)について考察していこうと思います。
『化粧水不要論』とは?
そもそも『化粧水不要論』とは何なのか?
話題になったのは、2017年に投稿された動画がキッカケです。「スキンケアは人それぞれ」と"逃げの一手"を打つことが多い美容界隈で、「化粧水は使わないでください」とハッキリ宣言したことから、YouTubeの美容界隈が騒然となりました。
動画の内容を簡単に説明すると…
- 化粧水が浸透するのは角質層まで
- 角質層は水などを弾くためのバリア機能
- そこに化粧水を浸透させるって矛盾してない?
- 化粧水の付けすぎで肌が乾燥する
- 化粧水を辞めたら水分量が上がった!
「乾燥肌の原因は化粧水だから、化粧水を使わず保湿ジェルやクリームのみで保湿した方がいいですよ」という内容です。
(その後、ご自身がプロデュースする商品を宣伝しているので、説得力に欠ける部分がありますが…笑)
化粧水に意味がないのは事実
『化粧水不要論』は珍しい話ではありません。皮膚科学の世界では何年も前から「化粧水に保湿効果はない」「クリームの方が重要」という結果が出ています。
「化粧水は悪!」と言い切ることはできませんが、「期待しているほど効果のある物ではない」ということは実験で証明されています。
化粧水を付けないとトラブルが起きる原因
「化粧水は意味ないよ」と言っても、「化粧水を付けた方が肌の調子が良い」「化粧水を付けないと肌トラブルが起きる」と言う人がいることも事実です。
なぜ、このようなことが起きるのか?
これは、僕の想像の話になりますが、化粧水を必要としている人は洗顔から保湿をするまでの時間が長すぎるのではないでしょうか?
そもそも保湿と言うのは、『水分を含んだ肌を油分で覆う』が基本です。
洗顔後の肌は水分で満ちているので、この状態でクリームをつてけあげれば保湿は完了します。
しかし、洗顔後の肌をそのまま放置していると、約15分後には洗顔前よりも肌の水分量は減ってしまうと言われています。この状態で油分の多いクリームを足してしまうと、水分は足りていないけれど表面は油分過多の状態になり、トラブルが起きる原因になります。
「化粧水が必要」という人は、肌が乾いた状態から保湿をしようとするので、肌を潤すために化粧水が必要になっているのではないでしょうか?
洗顔後に素早く保湿すれば化粧水はいらない
化粧水の多くは、「肌を潤す」ことを目的にしています。そこに油分を補うことで『保湿』になります。
しかし、洗顔直後の肌は潤いに満ちているので、化粧水で水分を補う必要はありません。クリームを直接つけてあげれば保湿としては充分です。
美容サイトなどを見ていると、『洗顔後、水分を拭き取ったら素早く化粧水で水分補給してください!』と書かれていますが、「いやいやいや!今、拭き取ったそれが水分じゃないの!?」と疑問に思います。化粧水も99.9%は水分なんですけどね……
結論:化粧水は使わなくても問題ない
僕自身、現在は化粧水を全く使っておらず、洗顔直後にワセリンを塗るだけでスキンケアは終わりです。それでも3000円以上する化粧水を付けていた時と変わらないですし、手間もお金も掛からないので助かっています。
化粧水の役割は『水』で充分ですし、わざわざ高級な化粧水を買う必要はないと思います。
もちろん、「化粧水を使うほうが調子が良い」と言うのであれば、それを止める気はありません。単なる水を「高級な化粧水だ」と言って使わせたら肌が綺麗になったという実験結果もあり、信じる力は意外とバカにできないからです。
化粧水に効果を感じない、スキンケアの手間を省きたい、少しでも節約したい、と考えている方は、「化粧水を使わない」という選択をして全然問題ないと思います。