90年代後半のJ-POP年間シングルヒットチャートを見ながら振り返る
懐かしいという感情は、『癒し』を与えてくれるそうです。
近年、音楽業界の不調もあってか、テレビやラジオで懐かしい名曲を耳にする機会がおおくなっています。
唐突ではありますが、僕が少年時代を過ごした90年代の音楽シーンを振り返ってみることにしました。
本当なら90年~99年までの10年間を振り返るべきですが、90年代初期、僕はまだ幼稚園なんですよね。
当時の記憶がまるでない!93年以前は知らない曲が半分以上あります……
切り良く95年以降にしよう!ということで、90年代後半という括りのなかで振り返ってみたいと思います。現在(2015.3月)27歳の僕が小学校2年~6年までの楽曲です。
振り返りの参考にしたのはコチラ
歴代年間シングルヒットチャート(1968年〜現在)【PRiVATE LiFE】年間ランキング
1995年~1999年までの年間シングルチャートTOP10を見ながら、気になる曲をピックアップして少しだけ語っていきたいと思います。
懐かしさに震えながら、このエントリーを見ていただけると嬉しいです。
1995年
- LOVE LOVE LOVE/嵐が来る ⇒ DREAMS COME TRUE
- WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント ⇒ H Jungle With t
- HELLO ⇒ 福山雅治
- Tomorrow never knows ⇒ Mr.Children
- シーソー・ゲーム~勇敢な恋の歌~ ⇒ Mr.Children
- Hello,Again~昔からある場所~ ⇒ MY LITTLE LOVER
- 奇跡の地球(ほし) ⇒ 桑田佳祐&Mr.Children
- TOMORROW ⇒ 岡本真夜
- ロビンソン ⇒ スピッツ
- LOVE PHANTOM ⇒ B'z
奇跡の地球 桑田佳祐&Mr.Children
当時は、「桑田佳祐ってだれ?」「Mr.Childrenとは違うの??」という感じで、コラボレーションというものを理解していませんでした。
今になってみればすごいコラボだったと思うんですけどね。
この曲を「いいな」と思ったのは大人になってからで、当時一緒に草野球をしていた人がこの曲をすごく上手に歌う人で、「力強くていい曲だな」と思ったんです。
今ではカラオケで良く歌います。桑田佳祐のモノマネをしながら……。
何度も「きせきのちきゅう」と読んでしまいそうになるけど、「きせきのほし」です。
コブクロがカバーアルバムでカバーしていましたね。
ALL COVERS BEST(完全生産限定盤B)(オリジナルピック付)
- アーティスト: コブクロ
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2010/08/25
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Hello,Again~昔からある場所~ MY LITTLE LOVER
当時の記憶はほとんどなくて、この曲を好きになったのも18歳とかそれくらいでした。そこからMY LITTLE LOVERのアルバムをBOOKOFFで買い漁って毎日のように聞いていました。
なんだろう、なんで好きだったんだろう?
曲というよりも声が好きだったのかな。声に惚れた、みたいな。
少年時代の懐メロであり、18歳19歳の学生時代をすごした曲でもあるので、2段階の思い出があります。
- アーティスト: MY LITTLE LOVER,KATE,小林武史
- 出版社/メーカー: トイズファクトリー
- 発売日: 1995/08/21
- メディア: CD
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WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント H Jungle With t
これは当時の記憶もバッチリ残っていて、ラジオの音楽チャート番組で毎週1位になっていたのを覚えています。
昔からこういう泥臭い歌詞が好きだったんですよね。真逆の人間に育ったけど(笑)
カラオケでもよく歌うんです。僕より少し上の世代とカラオケに行くと、先にこの曲を入れられてしまうので悔しい!実に悔しい!
感想のB・U・S・A・I・K・U・H・A・M・A・D・Aを全力で歌ってやります!!
歌唱力のある人が歌っていたら、ここまで心に響く曲にはならなかったのかな?と思うんですよね。
全盛期のTKハンパないって!!
- アーティスト: H Jungle With t,小室哲哉,久保こーじ,カラオケ
- 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
- 発売日: 1995/03/15
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1996年
- 名もなき詩 ⇒ Mr.Children
- DEPARTURES ⇒ globe
- LA・LA・LA LOVE SONG ⇒ 久保田利伸 with NAOMI CAMPBELL
- チェリー ⇒ スピッツ
- 花-Memento-Mori- ⇒ Mr.Children
- 空も飛べるはず ⇒ スピッツ
- 愛の言霊~Spiritual Message~ ⇒ サザンオールスターズ
- I'm proud ⇒ 華原朋美
- Don't wanna cry ⇒ 安室奈美恵
- Chase the Chance ⇒ 安室奈美恵
全部知ってる、全部覚えてる、全部口ずさめる!
今のランキングとは比べ物にならないくらい印象的な曲が多く感じるのは、曲の質が変わったのか時代が変わったのか僕が変わったのか…
この頃から安室奈美恵が出てくるんですね。好きだったなぁ、アムロ。
アムラーとか流行りましたね。
愛の言霊~Spiritual Message~ サザンオールスターズ
日テレで土曜の21時から放送していた、香取慎吾主演の『透明人間』というドラマの主題歌でした。
当時の僕からするとエンディングが流れる21時50分頃ってかなり遅い時間だったんです。
で、この曲ってちょっと不気味じゃないですか?(笑)
あの頃の感覚が残っているのか、いまだにこの曲を聴くと下っ腹の辺りがゾクゾクしてきます。
- アーティスト: サザンオールスターズ,桑田佳祐,山本拓夫
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
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チェリー スピッツ
そう、これが言いたかった。
同世代でカラオケに行くと必ず誰かが入れますね。カラオケの定番と言って良い。
なじみの深い楽曲です。
LA・LA・LA LOVE SONG 久保田利伸 with NAOMI CAMPBELL
静岡が生んだスーパーアーティスト!!
何でナオミ・キャンベルだったのか、未だに良くわからないですよね。
「まわれ、まわれ♪」と言ったらメリーゴーランド!
正式名称はメリーゴーラウンド!
歌詞を確認したらしっかり「メリーゴーラウンド」になっていました。
某aikoの曲で歌詞中に「テトラポット」というワードが出てきますが、正式名称は「テトラポッド」です。そもそもテトラポッドは商品名で……*1
- アーティスト: 久保田利伸 with NAOMI CAMPBELL
- 出版社/メーカー: SME Records Inc.
- 発売日: 2013/10/23
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1997年
- CAN YOU CELEBRATE? ⇒ 安室奈美恵
- 硝子の少年 ⇒ KinKi Kids
- ひだまりの詩 ⇒ Le Couple
- FACE ⇒ globe
- STEADY ⇒ SPEED
- PRIDE ⇒ 今井美樹
- YOU ARE THE ONE ⇒ TK PRESENTSこねっと
- Everything(It's you) ⇒ Mr.Children
- HOWEVER ⇒ GLAY
- WHITE LOVE ⇒ SPEED
CAN YOU CELEBRATEがバカみたいに流行った年でしたね。結婚式の定番ソングになりました。
楽曲よりもアーティストの名前で売っている、という印象を受けるのは僕だけでしょうか?(今はもっとそうか)
今井美樹やLe Coupleなど、大人の女性ボーカルが名を連ねていることが興味深いですね。
当時は全然この魅力に気がついていなかったのですが、今聞くと耳ざわりが良くて心にスッと入り込んでくる素敵な歌声です。
WHITE LOVE SPEED
は~て~し~な~い~♪ の部分を踊っている人がクラスにたくさんいました。
デビューした当時が12歳とか13歳なんですよね。彼女たちの始めての本格的なテレビ出演だった『THE 夜もヒッパレ』もリアルタイムで見ていました。この番組でグループ名が決まったんですよ。
そういえばゴスペラーズは『いいとも』でグループ名が決まったんですよね、それもリアルタイムで見ていたことを思い出しました
↑※こちら記憶違いでした。ゴスペラーズがデビュー間もない頃に「いいとも」の1コーナーにレギュラー出演していたのは事実ですが、グループ名が決められたわけではないようです。
かつての印象が強いのか、SPEED=「「若い!」と思ってしまいがちです。
僕より年上ですからね。安達祐実さんなんかもそうですが、僕らが小さい頃から活躍していた方って当時の印象で自分よりも年下だと錯覚してしまいます。
これ、あるあるですよね?
硝子の少年 KinKi Kids
男2人で歌う曲の定番。
この曲がなかったら『硝子』をガラスと読むなんて知りませんでした。
- アーティスト: KinKi Kids,松本隆,山下達郎
- 出版社/メーカー: ジャニーズ・エンタテイメント
- 発売日: 2007/12/26
- メディア: CD
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白い雲のように 猿岩石(11位)
覚えてますか?
ほら、ヒッチハイクの人たちです。
有吉弘行の大活躍でもはや伝説になりつつある楽曲。ちなみに、「ありよし ひろゆき」ではなく「ありよし ひろいき」ですよ。
猿岩石の当時の最高月収は2000万円だったそうです。しかも手渡しで受け取ったんだとか。夢のある世界ですね。
1998年
- 誘惑 ⇒ GLAY
- 夜空ノムコウ ⇒ SMAP
- my graduation ⇒ SPEED
- タイミング ⇒ BLACK BISCUITS
- SOUL LOVE ⇒ GLAY
- 長い間 ⇒ Kiroro
- HONEY ⇒ L'Arc~en~Ciel
- 愛されるより 愛したい ⇒ KinKi Kids
- Time goes by ⇒ Every Little Thing
- 全部だきしめて/青の時代 ⇒ KinKi Kids
98年といえばサッカーのフランスW杯があった年です。
GLAYやL'Arc~en~Cielなど僕らの世代を代表するバンドが出てきたのもこの時期なんですね。
タイミング BLACK BISCUITS
サビの振り付け込みでめちゃくちゃ流行りましたね。ウリナリですよ。
この時代って、お笑い芸人さんでもいい曲を歌ってヒットしちゃってるんですよね。
歌がうまいから売れる!なら簡単ですが、そうじゃないところが音楽の魅力であり、難しいところなんだろうな、と思います。
ビビアンが可愛かった。対抗のポケビの人気もすごかったですね。
- アーティスト: ビビアン・スー,The d.e.p
- 出版社/メーカー: ファー・イースタン・トライブ・レコーズ
- 発売日: 2011/03/16
- メディア: CD
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夜空ノムコウ SMAP
この曲、今でも音楽の教科書に載っているんですかね?
すごく流行ったとか、印象に残っているとかではなく、誰でも知っている曲というイメージです。
SMAPがこれを歌っているところはあまり見ないけど、スガ シカオが歌っているのは時々聞きます。
SMAPをはじめジャニーズが良曲ばかりなのは事務所の力なんでしょうね。
1999年
坂本龍一の『energy flow』『団子三兄弟』……
時代全体が癒しを求めている。そんな印象を受けます。
僕もノストラダムスの大予言にビクビクしながら生きていました。
「いつ恐怖の大王はやってくるんだ!?」「ダメだぁ……おしまいだぁ……」って。
ニッポンの未来は世界がうらやむ!
うらやむ未来はどこにあるんでしょうか?
Boys&Girls 浜崎あゆみ (12位)
これと言って触れる曲もなかったので、あてトップ10に入っていない楽曲に触れます。
この曲、PVの浜崎あゆみがめちゃくちゃ可愛かったんですよね。
当時の僕には、PVを見る方法がテレビしかありませんでした。PVが流れる音楽番組は片っ端から見ていましたね。めちゃくちゃ音楽チャートに関心があると見せかけて、浜崎あゆみが見たいだけっていう。
この辺りから浜崎あゆみの時代が始まるわけですが、僕の中での浜崎ブーム最高潮はBoys&Girlsでした。
浜崎あゆみ / Boys & Girls - YouTube
- アーティスト: 浜崎あゆみ,D・A・I,NAOKI ATSUMI,DJ-TURBO from GTS,TODD OKAWA,HAL,Dave Ford,Hideki Hakamada,D-Z,Izumi“D.M.X”Miyazaki,鈴木直人
- 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
- 発売日: 1999/07/14
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おわりに
懐メロと言いつつ、いまでも聴いている曲が多いですね。15年以上前の曲だということが信じられません。
シングルヒットチャートは100位まで見ました。「え!? この曲がこの位置!?」と思う楽曲が非常に多かった。
売り上げが80万枚くらいでも印象に残っていたりするんです。(80万枚でも今なら大ヒットですけどね)
そう、この時代は印象深い曲が多かった。耳に残る曲が多かった!
90年代の音楽が好きな人には、こちらのアルバムがオススメです。
avexの曲のみですが、90年代を代表する楽曲ばかり入っており、異常なまでの聴きごたえがあります。
年代別にまとめてあるアルバムは良いですよね。懐メロは当時の思い出込みで魅力的ですから。
僕は18歳の時(2006年)にこのアルバムを購入して、「90年代いいな!!」「懐メロいいな!」と思うキッカケになりました。
なんにせよ、このブログを読んで「懐かしい!」と思ってくれたのなら幸いです!
思い出補正もあるのかもしれないけど、それ込みで!
90年代ミュージックって本当にいいモンですね。